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OpenAI Codexの使い方を初心者向けに解説!特徴・料金・はじめ方まとめ

OpenAI Codexの使い方を初心者向けに解説!特徴・料金・はじめ方まとめ

「Codex」という名前をSNSやニュースで見かけたことはありませんか?

 

OpenAIが提供する Codex(コーデックス)は、コードを書くことに特化したAIツールです。ChatGPTは使ったことがあるけれど、Codexは「名前は知っているけど、何ができるのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、Codexの基本的な特徴や料金プラン、具体的な使い方を初心者にもわかりやすく解説します。読み終わるころには「自分にも使えそうかどうか」を判断できる状態になっているはずです。

 

OpenAI Codexとは?基本をわかりやすく解説

まずは「Codexとは何なのか」を押さえておきましょう。

Codexはコードを書くことに特化したAIツール

Codexは、OpenAIが開発したコードを書くことに特化したAIツールです。

 

簡単にいえば、「自然言語で指示を出すと、コードを書いてくれるAI」です。

解説:自然言語

日常的に使っている日本語や英語などの「ふつうの言葉」のこと。

たとえば「ログインフォームをHTMLで作って」と伝えるだけで、対応するコードを生成してくれます。

 

Codexの大きな特徴は3つあります。

 

  • 自然言語でコードを生成できる :プログラミング言語の文法を完璧に知らなくても、やりたいことを言葉で伝えればOK
  • クラウド上で動作する :自分のPCに重い環境を用意しなくても使える
  • 複数のタスクを並行処理できる :1つの作業が終わるのを待たずに、別の作業も同時に任せられる

 

Codexは、2025年5月に最初のバージョンが研究プレビュー版として公開され、2026年2月にはmacOS向けデスクトップアプリ「Codexアプリ」もリリースされました。

 

その後も継続的にアップデートが行われており、コード作成だけではなく、画面確認やタスク管理、プルリクエストの確認、成果物のプレビューなどもできるようになっています。

ChatGPTのコード生成とCodexの違い

「ChatGPTでもコードは書けるのでは?」と思った方もいるかもしれません。たしかにChatGPTにもコード生成機能はありますが、Codexとは下記の点で異なります。

 

 

ChatGPTのコード生成

Codex

用途

会話の中でコードを生成・説明

ソフトウェア開発のタスクをまるごと実行

動作確認

チャット画面上

クラウド上の専用サンドボックス環境

リポジトリ連携

GitHub連携でリポジトリを読み取り、分析・検索・引用できる


GitHubリポジトリを読み込み、コードの変更やプルリクエスト作成まで進められる

並行処理


複数タスクを同時に実行

テスト実行

データ分析機能などではPythonコードを実行し、結果やエラーを確認できる


コードを実行・テストし、通るまで修正を試せる

解説:サンドボックス環境

本番のシステムや外部に影響を与えずにコードを安全に試せる隔離された実行環境のこと。Codexはこのサンドボックス上でコードを動かすため、万が一エラーが起きても実際のサービスやデータに被害が及ぶ心配がない。

解説:リポジトリ

プログラムのソースコードや関連ファイルをまとめて保管・管理する場所のこと。GitHub(ギットハブ)というサービス上に作られることが多く、チームでの共同開発やコードの変更履歴の管理に使われている。Codexはこのリポジトリを読み込んで、既存のプロジェクトに対して直接作業できるのが大きな強み。

ChatGPTにもコード生成や一部のコード実行、GitHub連携機能はあります。ただし、会話の中でコードを相談・生成する使い方が中心です。一方、Codexはリポジトリを読み込み、ファイルの編集やテスト実行、プルリクエスト作成まで進められます。

 

ひと言でまとめると、ChatGPTはコードについて相談できる相手、Codexはコードを実際に書いて動かしてくれる作業パートナーというイメージです。

Codexでできること ― 主な特徴と活用シーン

Codexが具体的にどんな場面で役立つのかを見ていきましょう。

コードの自動生成・修正・バグ修正

Codexの最も基本的な使い方は、コードの生成と修正です。

 

たとえば、「お問い合わせフォームを作って」「検索機能を追加して」など、やりたいことを伝えるだけで機能の実装をしてくれます。「このエラーを直して」と指示すれば、原因を特定してバグの修正も対応可能です。さらに、書いたコードの改善点を指摘するコードレビューまでこなしてくれます。

 

Codexはクラウド上のサンドボックス環境でコードを実際に実行し、テストが通るまで自動で修正を繰り返してくれます。書いて終わりではなく、動くコードを仕上げてくれるのが大きな特徴です。

Web制作や業務効率化にも使える

Codexはエンジニアだけのツールではありません。

 

デザインのイメージを言葉で伝えるだけで、簡単なWebサイトやランディングページのHTML/CSS/JavaScriptを生成してくれます。

解説:ランディングページ

商品やサービスを紹介する1枚もののWebページのこと。

また、「CSVを読み込んで集計するスクリプトを作って」といった業務の自動化や、スプレッドシートのデータを処理するコードの作成なども得意です。

 

「プログラミングは専門外だけど、ちょっとしたツールを作りたい」という方でも、Codexを使えば一人で作成できます。

複数のタスクを同時並行で進められる

Codexならではの特徴が、マルチエージェント機能です。

解説:マルチエージェント機能

複数のタスクを同時に動かせる機能のこと。

通常のAIチャットでは、1つの質問に1つの回答を待たなければいけません。しかしCodexでは複数のタスクを同時に走らせることができます。

 

たとえば、「ログイン機能の実装」「ダッシュボード画面のデザイン修正」「テストコードの作成」を同時に進める、といった使い方ができます。並行して作業を進めることで、数週間かかるような作業を数日で完了することが可能です。

 

2026年2月にリリースされたCodexアプリでは、この並行作業の管理がさらにやりやすくなりました。

Codexの料金プランと無料で使える範囲

「Codexを使ってみたいけど、いくらかかるの?」という疑問にお答えします。

ChatGPTプラン別のCodex利用範囲

Codexは、ChatGPTの各プラン(無料含む)に含まれる形で提供されています。ただし、Free・GOプランは期間限定です(2026年4月20日現在)。

 

ChatGPTのプラン

料金

Codex利用

備考

Free

無料


(期間限定)

利用量に制限あり

Go

月額8ドル


(期間限定)

利用量に制限あり(Freeより少し多く使える、小規模なコード作成向け)

Plus

月額20ドル

5時間ごとの使用量制限あり

Pro

月額100ドルまたは200ドル

Plusの5倍(期間限定で10倍)または20倍の使用量制限

 

使用量の制限に達した場合は、追加クレジットを購入して継続利用することもできます。

Codex CLIやAPI利用時の料金の考え方

解説:Codex CLI

ターミナルから使えるCodexのこと。Codex CLIの特徴は、ブラウザを開かなくても、自分のPCから直接Codexに指示を出し、手元のファイルを編集できること。

解説:ターミナル

コンピュータにキーボードからコマンド(命令文)を入力して操作するためのツールのこと。macOSなら標準搭載の「ターミナル」、Windowsなら「コマンドプロンプト」や「PowerShell」がこれにあたる。ふだんはマウスで行っているファイル操作やアプリの起動を、文字で指示するイメージ。

Codex CLIを利用する場合、2つの課金モードがあります。1つ目は ChatGPT認証モードで、契約しているChatGPTプランの使用量上限内で利用できます。2つ目は APIキーモードで、OpenAI APIのトークン単価で従量課金される仕組みです。

 

CI/CDなどの自動化や、業務の仕組みに組み込んで使いたい場合に向いています。

解説:トークン

文字量に応じた課金単位のこと。

個人で試すなら、まずはChatGPT認証モードで十分です。APIキーモードは、業務で本格的に組み込みたい場合に検討しましょう。

【初心者向け】Codexの始め方と基本的な使い方

ここからは、実際にCodexを使い始める方法を4つ紹介します。自分に合った方法から試してみてください。

ブラウザでCodexを使う方法

この方法は、最もハードルが低いです。ブラウザからアクセスでき、プログラミングの環境構築は一切必要ありません。ただし、ブラウザ版はGitHubリポジトリを対象に動く仕組みのため、 事前にGitHubアカウントとの連携が必須です。

 

  1. Codexで使いたいコードの保管先としてGitHubアカウントを用意する(無料で登録可能)
  2. ChatGPTにログインし、画面左のメニューから「Codex」を選択する

    Codexの始め方と基本的な使い方

  3. 「GitHubに接続する」を選択する

    Codexの始め方と基本的な使い方

  4. 「GitHubに進む」を選択するCodexの始め方と基本的な使い方
  5. GitHubアカウントにログインする

    Codexの始め方と基本的な使い方

  6. 「Authorize ChatGPT Codex Connector」を選択する

    Codexの始め方と基本的な使い方

  7. 「リポジトリの選択」>「環境を作成する」をクリックする

    Codexの始め方と基本的な使い方

  8. 「Install & Authorize」をクリックする

    Codexの始め方と基本的な使い方

  9. 「リポジトリの選択」>「GitHubでリポジトリを構成する」をクリックする

    Codexの始め方と基本的な使い方または、「+」>「GitHub」>「リポジトリを構成する」をクリックする

    Codexの始め方と基本的な使い方
    Codexの始め方と基本的な使い方

  10. GitHubの画面が立ち上がるので、「+」>「New repository」をクリックする


  11. Repository name」を入力し、「Add README」にチェックを入れ、「Create Repository」で作成する

    Codexの始め方と基本的な使い方

  12. 先ほどのChatGPTの画面左上にある「Codex」をクリックすると、先ほど「リポジトリを選択」と表示された部分に作成したリポジトリ名が表示される。表示されないときは一度ページを再読み込みする。

  13. 画面中央付近に「タスク」「コードレビュー」「アーカイブする」が表示されるので、タスクを選択。やりたいこと(例:「Pythonで九九の表を出力するスクリプトを作って」)を自然言語で入力して、「↑」をクリックする。

  14. タスクが実行されるので、クリックすると結果が表示される

    Codexの始め方と基本的な使い方
    Codexの始め方と基本的な使い方

Codexアプリの始め方

Codexアプリは、デスクトップ用の専用アプリです。2026年2月にmacOS版、2026年3月にはWindows版がリリースされました。複数タスクを並行で実行したいときに特に便利です。

 

  1. OpenAIの公式サイトからCodexアプリをダウンロードしてインストールする。macOS版は画像のように、Windows版は「Windows版をダウンロードする」をクリックする。

    Codexアプリの始め方

  2. Codexアプリを起動して「ChatGPTで続行」または「Get started with Codex」をクリックする

    Codexアプリの始め方

  3. ChatGPTで登録しているアカウントでログインする

    Codexアプリの始め方

  4. アプリの画面からタスクを入力して実行する

    Codexアプリの始め方

 

ウェブ版と同じクラウドタスクを使いながらも、システム通知やウィンドウ分割で作業しやすいのがアプリならではのメリットです。

Codex CLIの始め方

Codex CLIは、 ターミナルから使えるCodexです。ふだんからターミナルで作業している方に向いています。

  1. Node.js(JavaScriptの実行環境。バージョン22以上)をインストールする
    • Node.jsのバージョン確認
      Node.jsが入っているのか、もしくは、バージョンの確認で使えます

      node --version
  2. ターミナルを起動し、Codex CLIをインストールする

    npm i -g @openai/codex
  3.  下記のいずれかをターミナルに入力し、認証をする
    • ChatGPTで認証(ブラウザOAuth認証)

      codex login
    • APIキーで認証

      export OPENAI_API_KEY="sk-xxxxxxxxxxxxxxxx"
  4. Codexを起動する

    codex
  5. 自然言語でタスクを入力し、実行する

 

Codex CLIはローカルのファイルに直接アクセスできるため、 手元のプロジェクトに対してすぐに作業を指示できる のが利点です。

VSCode拡張機能での使い方

普段、VSCode(Visual Studio Code)を使っている方なら、 拡張機能をインストールするだけ で使い始められます。

 

  1. VSCodeをダウンロードして、インストールする
  2. VSCodeの拡張機能マーケットプレイス「Codex – OpenAI’s coding agent」の「Install」をクリックする

    VSCode拡張機能での使い方

  3. VSCodeが起動するので、「Install」をクリックする

    VSCode拡張機能での使い方

  4. 右上にあるCodexのアイコンをクリックする

    VSCode拡張機能での使い方

  5. 右側にCodexのパネルが開くので、「sign in with ChatGPT」をクリックし、ChatGPTで登録しているアカウントでログインする

    VSCode拡張機能での使い方
  6. Codexパネルからタスクを入力して、実行する

 

コードを書いている画面の中でそのままCodexに指示を出せるので、 作業の流れを止めずに使える のが魅力です。

Codexを使う際に注意すべきことは?

便利なCodexですが、使う際には注意しておきたいポイントが3つあります。

 

  • 生成されたコードは必ず確認する :AIが生成するコードは常に正しいとは限らないため、とくに本番環境に反映する前には自分の目でレビューする
  • 機密情報をプロンプトに含めない :パスワードや個人情報、社内の機密データは入力しないように気をつける
  • インターネット接続と使用量上限に注意 :Codexはクラウド上で動作するためオンライン環境が必要。またプランごとに5時間ごとの使用量上限があるため、上限に近づいたら軽量モデル(GPT-5.4-miniなど)に切り替えると長く使える

 

これらを踏まえたうえで活用すれば、Codexは非常に頼れるツールになります。

Codexに関するよくある質問

最後に、Codexを使い始める前に気になりやすい疑問をまとめました。導入を検討する際の判断材料として参考にしてみてください。

プログラミング初心者でもCodexを使いこなせる?

はい、初心者でも十分に活用できます。Codexは自然言語で指示を出せるため、プログラミング言語の文法を詳しく知らなくても使い始められます。

 

ただし、「何を作りたいのか」「どう動いてほしいのか」を具体的に言葉で伝えるスキルは必要です。最初はシンプルなタスク(「HTMLで自己紹介ページを作って」など)から試してみるとよいでしょう。

Codex CLI・Codexアプリ・VSCode拡張はどれを選べばいい?

迷ったら、自分の状況に合わせて選んでみてください。まったくの初心者なら、ブラウザだけで使えるChatGPT上のCodexが最も手軽です。ターミナル操作に慣れているなら、ローカルファイルに直接アクセスできるCodex CLIが便利でしょう。ふだんVSCodeを使っている方は、エディタ内で完結するVSCode拡張がぴったりです。複数のプロジェクトを並行管理したい場合は、マルチエージェント管理に最適なCodexアプリを検討してみてください。

 

どれを選んでも同じOpenAIアカウントで連携されるため、途中で別の方法に切り替えることも簡単です。

まとめ

Codexは、コードを書くことに特化したAIエージェントです。自然言語で指示を出すだけで、コードの生成や修正を行ってくれ、テストも進められます。

 

ChatGPTとの違いは「実行力」にあり、チャットで相談するだけでなく、クラウド上で実際にコードを動かし、複数タスクを並行処理できる点が強みです。

 

CodexはChatGPTのPlus、Pro、Business、Enterprise/Eduプランに含まれており、2026年4月時点ではFreeやGoでも期間限定で利用できます。始め方はウェブ版、デスクトップアプリ、Codex CLI、VSCode拡張の4つがあり、自分のスキルや環境に合ったものを選べます。

 

プログラミング初心者であっても、「ちょっとしたWebページを作りたい」「業務を自動化したい」といった目的があるなら、Codexは試してみる価値のあるツールです。まずは利用できるプランで、簡単なタスクから始めてみてはいかがでしょうか。