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生成AI「Adobe Firefly」の活用例と料金、無料で使える生成クレジットを解説

2026.1.10

2026.1.10

生成AI「Adobe Firefly」の活用例と料金、無料で使える生成クレジットを解説

近年、テキストから画像を生成するAIが注目を集めています。中でも、Adobe社が提供する「Adobe Firefly」は、その手軽さと商用利用可能な安全性から、多くのクリエイターに活用されています。

 

この記事では、Adobe Fireflyの基本的な情報から、料金プランや無料で利用可能な「生成クレジット」の仕組み、便利な機能、商用利用時の注意点までを詳しく解説します。

h2:Adobe Fireflyとは?

Adobe Fireflyは、Adobe社が開発した生成AIです。 テキストで指示するだけで、高品質な画像を生成するだけでなく、動画を生成したり、既存の素材を手軽に編集したりできます。

 

Adobe Fireflyの大きな特徴は、Adobe Stockの素材など、著作権が許諾されたデータのみを学習データとして使用している点です。 そのため、生成された制作物は安心して商用利用できます。

 

また、PhotoshopやPremiere ProといったAdobeの他のクリエイティブツールと円滑に連携できるため、普段の制作の流れにスムーズに組み込めます。

 

他の画像生成AIと比較して、Adobe製品とのシームレスな連携は大きな強みです。例えば、Photoshop上で選択した範囲に自然な背景を生成したり、Premiere Proで動画の尺を違和感なく延長したりと、いつもの作業を効率化できます。

h2:Adobe Fireflyの「生成クレジット」とは?

Adobe Fireflyで標準生成機能やプレミアム生成機能を利用する際には、「生成クレジット」というポイントのようなものを消費します。 生成クレジットは、生成AI機能の利用回数と考えるとわかりやすいでしょう。

 

Creative Cloud ProやFireflyの有料プランの場合には、標準生成機能が無制限に使えるため、生成クレジットはプレミアム生成機能にのみ使われます。

h3:生成クレジットの消費量

生成クレジットは、使用する機能によって消費量が異なります。2025年12月17日現在、Adobe Fireflyの生成クレジットの消費量は下記のとおりです。

 

標準の生成機能

消費クレジット

生成拡張

1クレジット

生成塗りつぶし

1クレジット

テンプレートを生成

1クレジット

シーンから画像生成

1クレジット

ベクターを生成

1クレジット

テキストから画像生成※

1クレジット

※Firefly Image 4 Ultraなどの特定のモデルでは、プレミアム生成機能として分類されます。

※プランによっては、無制限で使用できる機能があります。

 

 1回の操作で複数のバリエーションが生成された場合でも、消費されるクレジットは1回分です。「生成」のボタンを押した回数分だけ消費されるイメージです。「生成」以外に「更新」ボタンなどでもクレジットを消費する場合があるため注意しましょう。

 

プランによって、生成クレジットは0になる場合があります。

 

動画生成など、より処理が複雑な機能では、プレミアム生成クレジットを消費します。

 

プレミアム生成の機能

解像度(FPS)

消費クレジット

動画を生成

1080p(24 FPS)

100クレジット / 秒

720p(24 FPS)

50クレジット  / 秒

540p(24 FPS)

20クレジット  / 秒

動画・音声の翻訳

5クレジット  / 秒

翻訳とリップシンク※1 

4K

15クレジット  / 秒

1080p

10クレジット  / 秒

Premiere Pro の生成延長

4K(30 FPS)

175クレジット  / 秒

4K(24 FPS)

150クレジット  / 秒

1080p(30 FPS)

125クレジット  / 秒

1080p(24 FPS)

100クレジット  / 秒

720p(30 FPS)

75クレジット  / 秒

720p(24 FPS)

50クレジット  / 秒

テキストからアバター生成(ベータ版※2)

1080p まで

10クレジット  / 秒

効果音を生成(ベータ版※2)

10クレジット  / 回

Firefly Image 4 Ultra

20クレジット  / 画像

※1 特定の Creative Cloud エンタープライズ版プランのユーザーのみ利用可能

※2ベータ版は制限あり、Adobeが「商用不可」 としていない限り商用利用可能だが補償対象外

 

例えば、1080pの動画を1秒生成する毎に100クレジット消費するため、30秒の動画を生成する場合には、3,000クレジットを消費します。

h3:生成クレジットの確認方法

残りの生成クレジット数の確認方法は、下記の手順で確認できます。

  1. Adobe公式サイトにある「ログイン」をクリックする

    Adobe Firefly 生成クレジット確認方法
  2. 画面右上にあるアイコンをクリックする
  3. 残りの生成クレジット数を確認する

    Adobe Firefly 生成クレジット確認場所

h2:Adobe Fireflyの料金プランと無料で使える生成クレジット

ここでは、Adobe Fireflyの料金プランと無料で使える生成クレジット数、そしてクレジットの追加購入方法をご紹介します。

h3:料金プランと無料で使える生成クレジット

Adobe Fireflyには、無料プランと有料プランが用意されています。

 

プラン

月額

年額(月々払い)

年額(一括)

標準の生成機能の無制限利用

月間生成クレジット

Firefly 無料

10(変動する可能性あり)

Firefly Standard

1,580円

1,380円

15,780円

2,000

Firefly Pro

3,180円

2,780円

31,680円

4,000

Firefly Premium

31,680円

26,780円

316,780円

50,000

※金額はすべて税込表示

※2026年1月現在

付与された生成クレジットは、初回利用時(無料プラン)または請求日(有料プラン)から1ヶ月を基準にリセットされ、翌月に繰り越すことはできません。

h3:生成クレジットの追加購入方法

Adobe Fireflyの生成クレジットをすべて使い切ってしまった場合、追加購入する方法は2つあります。

 

  1. 上位プランへのアップグレード
    現在のプランよりも多くの月間クレジットが付与される上位のプラン(Creative CloudコンプリートプランやFirefly有料プランなど)に変更する方法です。
  2. 生成クレジットの追加購入
    現在のプランは維持したまま、必要な分だけクレジットのパックを追加で購入する方法 です。これにより、すぐにクレジットを補充して利用を再開できます。

h2:Adobe Fireflyの機能紹介

Adobe Fireflyには、クリエイティブ制作に役立つ便利な機能が多数搭載されています。具体的な活用イメージもあわせて一部を紹介します。

h3:テキストから画像生成

「テキストから画像生成」は、入力したテキスト(プロンプトと呼ばれる、AIへの指示テキストのこと)に基づいて画像を生成する機能です。日本語にも対応しており、「踊っている猫」のように具体的なイメージを入力するだけで、簡単に画像を生成できます。

 

Webサイトのアイキャッチ画像作成や、SNS投稿用のオリジナル画像作成などに便利です。

h3:テキストから動画生成

Adobe Fireflyは、テキストによる指示から動画を生成する機能も提供しています。この機能を使えば、利用者はより簡単にアイデアをアニメーションにできます。

 

生成AIを活用すれば、動画制作の経験がなくても、広告用の短い動画素材や製品紹介動画のワンシーンなど、イメージ通りの映像を作れるでしょう。

h3:生成塗りつぶし

「生成塗りつぶし」は、画像内の一部を選択し、テキストで指示するだけでオブジェクトを削除したり、別のものに置き換えたりできる機能です。例えば、写真に写り込んでしまった不要な人物を消したり、商品の背景を差し替えたりと、写真のレタッチ作業で活躍します。

h3:テキスト効果

「テキスト効果」は、入力したテキストに様々なスタイルやテクスチャを適用する機能です。現在はAdobe Express上で、Adobe Fireflyの生成AIを活用した機能として提供されています。

 

例えば、「溶岩」や「花」といったキーワードを入力するだけで、そのイメージに合ったユニークなテキストデザインを作成できます。イベントのタイトルロゴやバナー広告のキャッチコピーなど、デザイン性の高い文字を作成したい場合に役立ちます。

h2:Adobe Fireflyの商用利用時の注意点

Adobe Fireflyで生成した制作物は、基本的に商用利用が可能です。 しかし、利用する際にはいくつかの注意点があります。 Adobeの利用規約を十分に理解し、しっかり守りましょう。

 

特に、第三者の著作権や商標を侵害するような画像や動画の生成は禁止されています。正式にリリースされた機能で生成した画像は、商用利用できます。

 

ベータ版として提供されている機能で生成した制作物は、製品や公式サイトなどで特に禁止されていない限り商用利用は可能ですが、Adobeによる補償の対象外となるため注意しましょう。

 

また、Adobeは生成物の透明性を確保するために「コンテンツクレデンシャル」という情報を自動で埋め込んでいます。これは、画像や動画がAIによって生成・編集されたことを示す来歴情報であり、フェイクニュース対策などにも役立ちます。

h2:まとめ

Adobe Fireflyは、生成クレジットを利用することで、誰でも手軽に高品質な画像生成や動画生成を体験できる非常に便利なツールです。 無料でも使えるため、まずは実際に触れてみてください。

 

本記事で解説した料金プランや便利な機能、商用利用の注意点を参考に、Adobe Fireflyを存分に活用していきましょう。